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[季節の便り](09.5.2.)
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みなさん、こんにちは。
1日の東京は、日差しがまぶしい初夏を思わせる一日となりました。
3週間ぶりに訪ねた都薬用植物園は、白、赤、紅色の大輪のボタンが、やや盛りを過ぎたとは言え、来園者の足を止め、二重鉄柵で囲われた禁制植物のケシ栽培区では、日本固有種の「一貫種」(白色)やトルコ種(紅紫色)が開花を始めていました。
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ボタン(牡丹) |
ボタン |
ボタン科ボタン属 |
ボタン科ボタン属 |
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ボタン |
アメリカニワトコ(アメリカ接骨木、庭常) |
ボタン科ボタン属 |
スイカズラ科ニワトコ属 |
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ケシ(芥子 一貫種) |
ケシ(トルコ種) |
ケシ科ケシ属 |
ケシ科ケシ属 |
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アイスランド・ポピー(雛罌粟) |
アイスランド・ポピー |
ケシ科ケシ属 |
ケシ科ケシ属 |
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モンツキヒナゲシ(紋付雛罌粟) |
ハナビシソウ(花菱草 別名:カリフォルニア・ポピー) |
ケシ科ケシ属 |
ケシ科ハナビシソウ属 |
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ハナビシソウ |
ハナビシソウ |
ケシ科ハナビシソウ属 |
ケシ科ハナビシソウ属 |
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ハナビシソウ |
シラン(紫蘭) |
ケシ科ハナビシソウ属 |
ラン科シラン属 |
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ホソバシャクナゲ(細葉石楠花) |
ホソバシャクナゲ |
ツツジ科ツツジ属 |
ツツジ科ツツジ属 |
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ソシンロウバイ(素心蝋梅) |
サンザシ(山査子) |
ロウバイ科ロウバイ属 |
バラ科サンザシ属 |
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ヒラタハナムグリ((平花潜) |
ヒラタハナムグリ |
コガネムシ科ハナムグリ属 |
コガネムシ科ハナムグリ属 |
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イチハツ(一八、鳶尾、一初、逸初) |
イチハツ |
アヤメ科アヤメ属 |
アヤメ科アヤメ属 |
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武蔵野の雑木林の面影を残す林地では木漏れ日の中で、絶滅危惧種のキンラン、そしてギンランがさりげなく花姿を見せていました。ひっそりと咲く貴重種に気付かずに通り過ぎる人が多く、もったいないなぁ、と。
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キンラン(金蘭) |
キンラン |
ラン科キンラン属 |
ラン科キンラン属 |
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キンラン |
ギンラン(銀蘭) |
ラン科キンラン属 |
ラン科キンラン属 |
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ギンラン |
ギンラン |
ラン科キンラン属 |
ラン科キンラン属 |
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葉影に身を隠すようにウグイスカグラ、クサイチゴが美味しそうな実を付け、思わずごくりとのどを鳴らしながら小径を辿ると、フタリシズカ、ガクウツギの白花、3週間前には黒紫の苞に包まれていたミミガタテンナンショウは、トウモロコシの実を思わせる鮮緑色の実をにょっきり。
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ウグイスカグラ(鶯神楽) |
スイカズラ科スイカズラ属 |
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クサイチゴ(草苺) |
クサイチゴ |
バラ科キイチゴ属 |
バラ科キイチゴ属 |
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フタリシズカ(二人静) |
フタリシズカ |
センリョウ科チャラン属 |
センリョウ科チャラン属 |
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ガクアジサイ(額紫陽花) |
ガクアジサイ |
アジサイ科アジサイ属 |
アジサイ科アジサイ属 |
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ミミガタテンナンショウ(耳形天南星) |
サトイモ科テンナンショウ属 |
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[季節の便り](09.5.9.) |
みなさん、こんにちは。
9日の東京は久しぶりの五月晴れ。午前中は、前日まで思わぬ雨続きで順延していた菜園の共同作業。サヤエンドウ、ノラボウ(カキ菜)の撤去、跡地のキャベツ、ブロッコリー畑への転換作業などに汗を流しました。
午後、所用でJR国分寺駅まで出かけたついでに、南口3分の都殿ヶ谷戸庭園へ。国分寺崖線(ハケ)の斜面に広がる花木園は、若葉に変わり、竹林に通じる小径を下って行くと、コゴメウツギが名前の由来の直径2〜3ミリの小花を付け、斜面側にはニワゼキショウ、シライトソウの群落が意匠を凝らした花姿を見せていました。
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コゴメウツギ(小米空木) |
コゴメウツギ |
バラ科コゴメウツギ属 |
バラ科コゴメウツギ属 |
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ニワゼキショウ(庭石菖) |
ニワゼキショウ |
アヤメ科ニワゼキショウ属 |
アヤメ科ニワゼキショウ属 |
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シライトソウ(白糸草) |
シライトソウ |
ユリ科シライトソウ属 |
ユリ科シライトソウ属 |
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モウソウチク(孟宗竹)のタケノコ |
カラー(和蘭海芋) |
イネ科マダケ属 |
サトイモ科オランダカイウ属( ザンテデスキア属) |
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カワラナデシコ(河原撫子) |
ナデシコ科ナデシコ属 |
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ハケからの湧水をあつめた次郎弁天池畔には、カラーの大輪の白花、崖線を登って行くとカワラナデシコにも出逢いました。
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[季節の便り](09.5.15.) |
みなさん、こんにちは。
11日から3泊4日で四国に出かけてきました。往復とも新幹線「ひかり」とローカル特急を乗り継いでの鉄道旅。初日(12日)は、昨年秋に訪れてすっかり気に入った松山市域の小島、北条鹿島に。
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北条鹿島 |
周囲1.5km、標高114m。昭和31年に国立公園に |
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鹿島神社の大鳥居(奥は北条鹿島) |
北条港 |
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渡船「花へんろ」(右奥の赤屋根は大田屋) |
渡船「かしま」(島から松山市内を望む) |
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昭和31年に国立公園になった島の一軒宿「大田屋」の鯛飯は、北条出身の作家、早坂暁さん推奨通りの美味。早坂さんに招かれて一泊した寅さん、渥美清も喜んでくれたと若旦那の岩渕ジュニア。「でも、あのとき渥美さんは、疲れ切った様子だったのを憶えています」
偶然だが、私も同じころ札幌から羽田に向かうJALの機内で寅さんを見かけたが、やはり能面のような表情は憔悴していて、1年も経ずに訃報を知ったのでした。
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鹿島神社・鳥居 |
鹿島神社・拝殿 |
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オオシマザクラ(大島桜)のさくらんぼう |
さくらんぼう |
バラ科サクラ属 |
バラ科サクラ属 |
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ムサシアブミ(武蔵鐙 ) |
ムサシアブミ |
サトイモ科テンナンショウ属 |
サトイモ科テンナンショウ属 |
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ムサシアブミ |
ムサシアブミ |
サトイモ科テンナンショウ属 |
サトイモ科テンナンショウ属 |
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ジャケツイバラ(蛇結茨) |
ジャケツイバラ |
マメ科ジャケツイバラ属 |
マメ科ジャケツイバラ属 |
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クスノキ(樟、楠) |
クスノキ |
クスノキ科ニッケイ属 |
クスノキ科ニッケイ属 |
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キュウシュウジカ(九州鹿) |
ゼンゴアジ |
シカ科シカ属 |
スズキ目アジ科 |
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[季節の便り](09.5.16.) |
みなさん、こんにちは。
四国の旅は、12日の北条鹿島(愛媛県松山市北条)に続いて、翌13日は真夏日の中、松山市隣の伊予郡砥部町の広大な丘陵地にある県立とべ動物園を訪れ、草花ウォッチング。
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とべ動物園内から陶磁器「砥部焼」の街、砥部町を望む |
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動物園入り口付近の斜面で出逢ったのは、オオキンケイギク(大金鶏菊)の群落。北米原産で繁殖力が強く、生態系破壊植物として外来生物法の「特定外来生物」指定を受け、栽培、販売などが原則禁止になった草花です。多分、民有地で管理不足のため群落を広げているのでしょう。
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オオキンケイギク(大金鶏菊) |
オオキンケイギク |
キク科ハルシャギク属 |
キク科ハルシャギク属 |
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園内の草地には、ハハコグサ、ニワゼキショウ、そして、これも北米原産の比較的新しい帰化植物で、在来種のオオバコを駆逐しつつあるツボミオオバコ(蕾大葉子)、花木は小低木のトベラ、シャリンバイ、高木のクスノキ、トチノキなどが思い思いの花姿で迎えてくれました。
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ハハコグサ(母子草 別名:御形) |
ニワゼキショウ(庭石昌 |
キク科ハハコグサ属 |
アヤメ科ニワゼキショウ属 |
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ツボミオオバコ(蕾大葉子) |
トチノキ(栃、橡、栃の木) |
オオバコ科オオバコ属 |
トチノキ科トチノキ属 |
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トベラ(扉) |
トベラ |
トベラ科トベラ属 |
トベラ科トベラ属 |
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シャリンバイ(車輪梅) |
シャリンバイ |
バラ科シャリンバイ属 |
バラ科シャリンバイ属 |
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[季節の便り](09.5.23.) |
みなさん、こんにちは。
23日の東京は、快晴。夏の日差しの中、湧水河川、野川の川沿いを6kmほど下り、都立武蔵野公園を経て都立野川公園自然観察園まで草花ウォッチングをしました。
東京経済大学東側の急坂「鞍骨坂」の30mほど先「鞍尾根橋」から、木陰の涼しい遊歩道を辿って行くと、小低木の上に蔓を伸ばしたスイカズラの白花、黄花。きりっとした花姿は、ハクチョウゲ。
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スイカズラ(吸葛) |
スイカズラ |
スイカズラ科スイカズラ属 |
スイカズラ科スイカズラ属 |
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ハクチョウゲ(白丁花) |
ハクチョウゲ |
アカネ科ハクチョウゲ属 |
アカネ科ハクチョウゲ属 |
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頭を上げると、ジューンベリーの別名を持つアメリカ(セイヨウ)ザイフリボクの果実が真っ赤に熟し始めていました。大きく突き出た花芯を微風に揺らすセンダン。水辺の鮮黄色の群落は、キショウブです。
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アメリカザイフリボク(亜米利加采振木 別名ジューンベリー) |
アメリカザイフリボク |
バラ科ザイフリボク属 |
バラ科ザイフリボク属 |
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センダン(栴檀) |
センダン |
センダン科センダン属 |
センダン科センダン属 |
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キショウブ(黄菖蒲) |
キショウブ |
アヤメ科アヤメ属 |
アヤメ科アヤメ属 |
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遊歩道を歩きながら気になったのは、野川の川岸や川床にオオキンケイギク(大金鶏菊)の群落が広がっていることです。川辺だけでなく、遊歩道沿いの住宅の花壇にも花姿が目に付きます。花径5cm大の黄金色の花は、キバナコスモスにもヒケを取らない美しい花姿ですが、北米原産のこのキク科の宿根草は、本来の生態系を破壊する繁殖力で花央部分が茶褐色のキンケイギクなど在来種を駆逐しつつあるのです。
このため06年2月1日から国は、外来生物法に基づいてオオキンケイギクを「特定外来生物」に指定、栽培、譲渡、販売、輸出入を原則禁止し、規制措置を取っているのですが、群落は年々拡大しています。
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オオキンケイギク(大金鶏菊) |
オオキンケイギク |
キク科ハルシャギク属 |
キク科ハルシャギク属 |
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自然観察園の草地では、直径2cm超の真っ赤な巨大ヘビイチゴ、まだがんばっているオドリコソウ。クロバーの群落でツクシのように花茎を立てているのは、寄生植物のヤセウツボ。トゲのないキツネアザミ、ケキツネノボタン、オヘビイチゴ、クサノオウ、カワラナデシコ、フタリシズカ。花木では、ガマズミ、イボタノキ、マメガキ、咲き残りのエゴノキの花姿、そしてソシンロウバイの実もショットしました。
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ヘビイチゴ(蛇苺) |
ヘビイチゴ |
バラ科ヘビイチゴ属 |
バラ科ヘビイチゴ属 |
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オドリコソウ(踊り子草) |
オドリコソウ |
シソ科オドリコソウ属 |
シソ科オドリコソウ属 |
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ヤセウツボ(痩靫) |
ヤセウツボ |
ハマウツボ科ハマウツボ属 |
ハマウツボ科ハマウツボ属 |
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ヤセウツボ |
ヤセウツボ |
ハマウツボ科ハマウツボ属 |
ハマウツボ科ハマウツボ属 |
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キツネアザミ |
キツネアザミ |
キク科キツネアザミ属 |
キク科キツネアザミ属 |
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ケキツネノボタン(毛狐の牡丹) |
クサノオウ(瘡の王) |
キンポウゲ科キンポウゲ属 |
ケシ科クサノオウ属 |
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オヘビイチゴ(雄蛇苺) |
オヘビイチゴ |
バラ科キジムシロ属 |
バラ科キジムシロ属 |
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カワラナデシコ(河原撫子 別名:撫子) |
フタリシズカ(二人静) |
ナデシコ科ナデシコ属 |
センリョウ科チャラン属 |
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ミズキ(水木) |
ミズキ |
ミズキ科ミズキ属 |
ミズキ科ミズキ属 |
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イボタノキ(水蝋樹・疣取木) |
イボタノキ |
モクセイ科イボタノキ属 |
モクセイ科イボタノキ属 |
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マメガキ(豆柿) |
マメガキ |
カキノキ科カキノキ属 |
カキノキ科カキノキ属 |
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エゴノキ |
ソシンロウバイ(素心蝋梅) |
エゴノキ科エゴノキ属 |
ロウバイ科ロウバイ属 |
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[季節の便り](09.5.27.) |
みなさん、こんにちは。
27日は、仲間とやっている菜園の共同作業日。ブロッコリー用畑地の施肥と苗の植え替えやモロッコインゲンの支柱の補強作業などで汗を流しました。
堆肥プールから堆肥取り出し作業をしているとき、傍の小藪に直径2mmほどの真っ赤な実が目に留まりました。ニワトコです。焼酎に漬けて果実酒、いいですね。
草叢に目を遣ると、草丈40cm前後、大きな葉の下で花径2〜3cmの白い花が下向きに咲いているのがちらり。ホオズキでした。
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ホオズキ(鬼灯、酸漿) |
ホオズキ |
ナス科ホオズキ属 |
ナス科ホオズキ属 |
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ホオズキ |
ホオズキ |
ナス科ホオズキ属 |
ナス科ホオズキ属 |
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ニワトコ(接骨木、庭常) |
ニワトコ |
スイカズラ科ニワトコ属 |
スイカズラ科ニワトコ属 |
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♪BGM:[Nocturne2]arranged by Yuuki Aizawa♪
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季節の便り
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