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夏と秋会釈を交わし風あざみ りんどう |
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[湧水河川・野川の草花](09.9.1.) |
みなさん、こんにちは。
♪夏が過ぎ 風あざみ… 残暑の戻りはあるでしょうが、涼しくなりましたね。久しぶりに国分寺崖線(ハケ)が源流の野川を都殿ヶ谷戸庭園(国分寺市)下から都立武蔵野公園(小金井市)を経て都立野川公園までデジカメ散歩をしてきました。
「ハケの道」沿いの貫井神社の湧水池では、コウホネが水面に浮かぶ大きな葉の間から黄花、紅花を開き、水中花の姿も。水中の開花だと花粉の虫媒はどうなるんでしょう?
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コウホネ(河骨) |
コウホネ |
スイレン科コウホネ属 |
スイレン科コウホネ属 |
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コウホネの水中花 |
コウホネの水中花 |
スイレン科コウホネ属 |
スイレン科コウホネ属 |
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スイフヨウ(酔芙蓉) |
スイフヨウ |
アオイ科フヨウ属 |
アオイ科フヨウ属 |
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武蔵野公園にはキバナコスモス、園内を貫流する野川の草叢には、ワルナスビの白花。野川公園自然観察園では、毛深いガガイモの花、湿地を埋めるシュウカイドウ。林地ではキンミズヒキ、針形の苞を一筋、ふた筋突き出したタイアザミ(別名トネアザミ)の花姿、薄緑色の朔果を付けたヒオウギとウバユリにも出逢いました。
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キバナコスモス(黄花コスモス) |
キバナコスモス |
キク科コスモス属 |
キク科コスモス属 |
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ワルナスビ(悪茄子) |
ワルナスビ |
ナス科ナス属 |
ナス科ナス属 |
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ガガイモ(蘿藦、鏡芋) |
ガガイモ |
ガガイモ科ガガイモ属 |
ガガイモ科ガガイモ属 |
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キンミズヒキ(金水引) |
キンミズヒキ |
バラ科キンミズヒキ属 |
バラ科キンミズヒキ属 |
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タイアザミ(大薊、泰薊 別名:利根薊) ) |
マルバハギ(丸葉萩) |
キク科アザミ属 |
マメ科ハギ属 |
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オトコエシ(男郎花) |
ハナムグリ(花潜) |
オミナエシ科オミナエシ属 |
コガネムシ科ハナムグリ属 |
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シュウカイドウ(秋海棠 別名:瓔珞草) |
シュウカイドウ |
シュウカイドウ科シュウカイドウ属 |
シュウカイドウ科シュウカイドウ属 |
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センニンソウ(仙人草) |
センニンソウ |
キンポウゲ科センニンソウ属 |
キンポウゲ科センニンソウ属 |
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キツネノボタン(狐の牡丹) |
セミの抜け殻 |
キンポウゲ科キンポウゲ属 |
カメムシ目セミ科 |
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コシキブ(小式部 別名:小紫) |
コシキブ |
クマツヅラ科ムラサキシキブ属 |
クマツヅラ科ムラサキシキブ属 |
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マユミ(檀、真弓、檀弓) |
マユミ |
ニシキギ科ニシキギ属 |
ニシキギ科ニシキギ属 |
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ヒオウギ(檜扇) |
ヒオウギ |
アヤメ科ヒオウギ属 |
アヤメ科ヒオウギ属 |
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ウバユリ(姥百合) |
ウバユリ |
ユリ科ウバユリ属 |
ユリ科ウバユリ属 |
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[菜園の草花](09.9.9.) |
みなさん、こんにちは。
秋が一日ごとに確実に深まっていくのが実感できますね。
きょうは、気にならないほどの霧雨の中、共同菜園で仲間とハクサイの種蒔き作業を行いました。2週間前に蒔いた青首ダイコン、先週蒔いたカブやホウレンソウも順調に葉を出し、この調子で行けば夏野菜の不作分を挽回できそうです。
菜園の一角では、ニラが白花を開き、棚のヘチマも長径40cmほどに成長。野生化したハナトラノオは薄紅色の群落を作り、花の季節が過ぎたはずのガクアジサイの園芸種スミダノハナビも八重の装飾花と一重の両性花を合わせて開花中です。
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ニラ(韮、韭) |
ニラ |
ユリ科ネギ属 |
ユリ科ネギ属 |
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ニラ |
ヘチマ(糸瓜、天糸瓜) |
ユリ科ネギ属 |
ウリ科ヘチマ属 |
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ハナトラノオ(花虎の尾) |
ハナトラノオ |
シソ科ハナトラノオ属 |
シソ科ハナトラノオ属 |
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スミダノハナビ(隅田の花火) |
スミダノハナビ |
ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属 |
ユキノシタ科(アジサイ科)アジサイ属 |
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[玉川上水遡行](09.9.13.) |
みなさん、こんにちは。
秋晴れの13日、自宅近くの小桜橋付近から玉川上水を7kmほど遡行、“放流点”からさらに1kmあまり野火止用水の暗渠の煉瓦道を辿って東京都薬用植物園へ。
“緑の回廊”とも呼ばれ、両岸に切れ目なく続く雑木林。鬱蒼と葉を繁らせた木々の根方には、点々と赤いヒガンバナの群れ。ときどき白花の姿も目に止まります。視線を上げると、青空を背にヒヨドリジョウゴの真っ赤な液果。
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ヒガンバナ(彼岸花 別名:曼珠沙華) |
ヒガンバナ(左:白花曼珠沙華とも呼ばれる) |
ヒガンバナ科ヒガンバナ属 |
ヒガンバナ科ヒガンバナ属 |
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ヒヨドリジョウゴ(鵯上戸) |
ヒヨドリジョウゴ |
ナス科ナス属 |
ナス科ナス属 |
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日差しを浴びた右岸(南側)の草地には、可憐な花姿のノコンギク、ススキの穂、草叢を覆うように広がるセンニンソウ。紅紫の小花はヤマハギ、20~40cmの赤い花穂の微小花はミズヒキ。(薬用植物園で出逢った草花は、次回の季節の便りでお届けします。)
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ノコンギク(野紺菊) |
ノコンギク |
キク科シオン属 |
キク科シオン属 |
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ススキ(芒、薄) |
ススキ |
イネ科ススキ属 |
イネ科ススキ属 |
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センニンソウ(仙人草) |
センニンソウ |
キンポウゲ科センニンソウ属 |
キンポウゲ科センニンソウ属 |
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ヤマハギ(山萩) |
ヤマハギ |
マメ科ハギ属 |
マメ科ハギ属 |
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[東京都薬用植物園の草花](09.9.13.) |
みなさん、こんにちは。
13日、玉川上水を遡行した折、足を延ばして立ち寄った東京都薬用植物園からのお届けです。
ハブソウ、クズ、ツノゴマ、藍染めの原料タデアイ、薄紅色のイヌサフランをショットしながら辿る先に、秋空を背にした草丈2m余りのスギモリケイトウ、紐状の花穂が名前の由来のヒモケイトウが待っていました。
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ハブソウ(波布草) |
クズ(葛) |
ジャケツイバラ科センナ属 |
マメ科クズ属 |
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ツノゴマ(角胡麻) |
ツノゴマ |
ツノゴマ科ツノゴマ属 |
ツノゴマ科ツノゴマ属 |
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タデアイ(蓼藍) |
タデアイ |
タデ科タデ属 |
タデ科タデ属 |
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イヌサフラン(犬さふらん) |
ヒモケイトウ(紐鶏頭) |
ユリ科イヌサフラン属 |
ヒユ科ヒユ属 |
注:アヤメ科クロッカス属のサフランとは別種の植物 |
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スギモリケイトウ(すぎもり鶏頭) |
スギモリケイトウ |
ヒユ科ヒユ属 |
ヒユ科ヒユ属 |
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よく似た花姿は、アオイ科のノリアサ(糊麻)、トロロアオイ、カイトウメン、ワタ。果実を付けているのは、クコ、サネブトナツメ、ザクロ、サンザシの仲間たち。ロックガーデンでは、トウテイラン(洞庭藍 絶滅危惧種)、可憐なタチフウロ、葉を擦るとレモンの香りがするレモンエゴマ、カリガネソウなどに出逢いました。
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ノリアサ(糊麻) |
トロロアオイ(黄蜀葵) |
アオイ科トロロアオイ属 |
アオイ科トロロアオイ属 |
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カイトウメン(海島綿) |
ワタ(綿) |
アオイ科ワタ属 |
アオイ科ワタ属 |
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ワタ |
ワタ |
アオイ科ワタ属 |
アオイ科ワタ属 |
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クコ(枸杞) |
クコ |
ナス科クコ属 |
ナス科クコ属 |
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サネブトナツメ(核太棗) |
サネブトナツメ |
クロウメモドキ科ナツメ属 |
クロウメモドキ科ナツメ属 |
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トウテイラン(洞庭藍) |
トウテイラン |
ゴマノハグサ科クワガタソウ属 |
ゴマノハグサ科クワガタソウ属 |
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タチフウロ(立風露) |
タチフウロ |
フウロソウ科フウロソウ属 |
フウロソウ科フウロソウ属 |
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レモンエゴマ(れもん荏胡麻) |
レモンエゴマ |
シソ科シソ属 |
シソ科シソ属 |
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カリガネソウ((雁草、雁金草 別名:帆掛草) |
イチモンジセセリ(一文字挵) |
クマツヅラ科カリガネソウ属 |
セセリチョウ科イチモンジセセリ属 |
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[共同菜園からの報告](09.9.23.) |
みなさん、こんにちは。
23日、仲間とやっている菜園の共同作業日で、ダイコン、ネギ、コマツナ、ハクサイ、キャベツの追肥と間引き作業をやってきました。
今季は、トウモロコシ、ブロッコリーなど夏野菜が不作だった半面、ゴーヤ、モロヘイヤなど個性派の作物は例年通りの豊作。当然、家に持って帰る機会も多く、家内からは歓迎されたのですが、生憎、私の苦手な野菜。がまんしながら、モロヘイヤのスープ、ゴーヤチャンプルを頻繁に“堪能”させられるはめになりました。
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ツルレイシ(蔓茘枝 別名:ゴーヤ、苦瓜) |
ゴーヤ |
ウリ科ツルレイシ属 |
ウリ科ツルレイシ属 |
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それはさておき、葉が栄養価満点の「シナノキ科黄麻(ジュート)」ことモロヘイヤ。ご存じと思いますが、莢果(莢の中の種子=長実綱麻)が猛毒なので、くれぐれもご注意を。
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モロヘイヤ(和名:シマツナソ=縞綱麻) |
モロヘイヤ |
別名:長実綱麻(ナガミツナソ)、ジュート |
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シナノキ科ツナソ属 |
シナノキ科ツナソ属 |
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わが家のノアサガオですが、昨年に比べると花数が少ないものの、秋に入ってからも日替わりで咲き続けています。そして、生い茂った葉や花弁を猛烈な食欲で食べるオンブバッタ、茎や葉柄に群がって汁を吸うチャバネアオカメムシ、ホオズキカメムシ達。
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ノアサガオ(野朝顔 別名:宿根朝顔、琉球朝顔) |
ノアサガオ |
ヒルガオ科イポメア属 |
ヒルガオ科イポメア属 |
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チャバネアオカメムシ(茶翅青亀虫) |
チャバネアオカメムシ |
カメムシ科プラウチア属 |
カメムシ科プラウチア属 |
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ホオズキカメムシ(酸漿亀虫) |
ホオズキカメムシ |
ヘリカメムシ科 |
ヘリカメムシ科 |
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ホオズキカメムシ |
ホオズキカメムシ |
ヘリカメムシ科 |
ヘリカメムシ科 |
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[東京都殿ヶ谷戸庭園の草花](09.9.28.) |
みなさん、こんにちは。
ハケ(国分寺崖線)を生かした都殿ヶ谷戸庭園からの花便りです。
一見、ドライフラワーのような焦げ茶色の花穂が、細長い茎先で風に揺れるワレモコウ。花穂に目を近付けると、びっしりと詰まった小花。昔から日本人が、この地味な草花に惹かれる魅力は何なんでしょうか。
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ワレモコウ(吾亦紅、吾木香) |
ワレモコウ |
バラ科ワレモコウ属 |
バラ科ワレモコウ属 |
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清楚な花姿をみせるのは、シロホトトギス。フヨウとその仲間で開花の後、花弁を白から紅色に帰るスイフヨウ。明るい紫色の実をびっしり付けたコムラサキ、真っ赤な艶やかな実はサンザシ。山査子酒、美味しいリキュールですね。
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シロホトトギス(白杜鵑) |
シロホトトギス |
ユリ科ホトトギス属 |
ユリ科ホトトギス属 |
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スイフヨウ(酔芙蓉) |
スイフヨウ |
アオイ科フヨウ属 |
アオイ科フヨウ属 |
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フヨウ(芙蓉) |
コムラサキ(別名:小式部)
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アオイ科フヨウ属 |
クマツヅラ科ムラサキシキブ属 |
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サンザシ(山査子) |
サンザシ |
バラ科サンザシ属 |
バラ科サンザシ属 |
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2カ月前に訪れたとき、蕾を膨らませ、開花を始めていたキレンゲショウマ。秋の深まる中で、この日も元気に蕾や花姿を披露していました。
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キレンゲショウマ(黄蓮華升麻) |
キレンゲショウマ |
ユキノシタ科キレンゲショウマ属 |
ユキノシタ科キレンゲショウマ属 |
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キレンゲショウマ |
キレンゲショウマ |
ユキノシタ科キレンゲショウマ属 |
ユキノシタ科キレンゲショウマ属 |
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♪BGM:Chopin[Nocturne5]arranged by Pian♪
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