季節の便り


2010年7月
夏季号中夏版


    


[東京スカイツリーを見学](10.7.24.)

★猛暑日の24日、東京墨田区向島に日本刀の美しい反りをイメージしたタワーの建設が進む東京スカイツリーの見物に出かけてきました。

★来年12月の完成時の高さは、剣聖宮本武蔵にあやかった634mに達し、世界一背の高い建造物になります。訪れた日の高さは398m。写真の頭の部分から、さらに236m伸びる勘定です。

東京スカイツリーは三角形の3点で
支えられている
外観は日本刀の美しい反りをイメージした
優美な設計になっている
10年7月24日現在、高さは398m。完成までに
後236m伸びる勘定
東京スカイツリーと関連施設の完成予想図
東京タワースカイツリー株式会社のパンフレットから転借

★タワーの横を流れる北十間川では親水公園の遊歩道工事も進み、東武橋畔では観光人力車の娘車夫が、客待ちの間に日焼け止めのスプレーで腕や太腿をケアしていました。

北十間川親水公園の遊歩道工事も進む 東武橋畔で客待ちする人力車と娘車夫(婦)

[多摩川丘陵の生田緑地を歩く](10.7.17.)

★関東甲信越の梅雨明けが発表された17日(土)、誘われて川崎市域の生田緑地を歩いてきました。小田急線「向ヶ丘駅」前からスタートし、徒歩15分で市営「生田緑地公園」に到着。多摩丘陵のゆるやかな起伏が連なる179haの広大な自然公園の正門を入り、すぐに右手の山道へ。

木立の中の階段道を登る 坂の上に枡形山広場の武者塀が現れる
枡形山広場(枡形城址)入り口の枡形門 広場の展望台
展望台から新宿副都心の超高層ビル群を望む 展望台からの夏雲

★この日は30度を超す炎天下の散策になりましたが、海抜84mの枡形山山頂に建つ展望台から新宿副都心の超高層ビル群などの眺望を楽しんだ後、緑陰の尾根道を吹き抜ける涼風を満喫しながら、ゆっくりペースでトレック。

★緑地公園の目玉施設の一つ、全国の古民家、水車小屋、芝居小屋、船頭小屋、高倉(穀物倉)など国指定重要文化財8点、県指定重文12点などを擁する日本民家園にも立ち寄り、100〜400年前の先祖の暮らしに触れました。

水車小屋 囲炉裏
ヤマユリ(山百合) ヤマユリ
ユリ科ユリ属 ユリ科ユリ属
オミナエシ(女郎花) ヤブカンゾウ(藪萱草)
オミナエシ科オミナエシ属 ユリ科ワスレグサ属
ヤブミョウガ(藪茗荷) キキョウ(桔梗)
ツユクサ科ヤブミョウガ属 キキョウ科キキョウ属
ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙) オニユリ(鬼百合)
アヤメ科クロコスミア属 ユリ科ユリ属
ダリア アガパンサス(和名:村柿君子蘭)
キク科ダリア属 ユリ科アガパンサス属
オオバギボウシ(大葉擬宝珠) オオバギボウシ
ユリ科ギボウシ属 ユリ科ギボウシ属
花弁のように見える総苞片画落花した後、真ん中
の蕾が開花して下段の左右の写真のようになる。
オオバギボウシ オオバギボウシ
ユリ科ギボウシ属 ユリ科ギボウシ属
ウズアジサイ(渦紫陽花 別名:福助紫陽花) ウズアジサイ
アジサイ科アジサイ属 アジサイ科アジサイ属
装飾花(総苞片=萼が花弁化)が突然変異したものを
新品種として固定、各地で広く栽培されるようになった。
ツバキ(椿) 尾根道から岡本太郎美術館を望む
ツバキ科ツバキ属

[宿根アサガオの一番花が開花](10.7.15.)

★みなさん、こんにちは。

★梅雨出水が各地に災害を引き起こしていますが、武蔵野台地の当地は幸い雨の被害もなく、昨日(14日)は共同菜園で仲間とジャガイモ(メイクインと北光)の穫り入れをしました。この日の収穫は21kg、先週の試し掘り分を合わせると34kg。3分の2は次週に残したので、皮算用だと当初目標の100kgの収穫を達成できそうです。

★薯掘りのほか前週に続いて草むしり。雑草の繁殖ぶりには舌を巻きますが、取り分けスベリヒユ(滑?)の成長力には驚嘆します。ご存じの通り、これを母種に園芸植物にしたのが、ポーチュラカ(和名:ハナスベリヒユ)。わが家の庭でも赤、紅、斑入り、黄、白と多彩な花姿を披露していますが、菜園では一転害草に変じてトホホの汗を流しています。

★添付する画像は、昨年より2週間遅れで本日一番花が2輪開花した宿根アサガオと上述のポーチュラカ、菜園脇に咲くヤブミュウガ、鉢植えのサフランモドキです。

シュッコンアサガオ(宿根朝顔 別名:ノアサガオ、琉球朝顔) シュッコンアサガオ
ヒルガオ科イポメア属 ヒルガオ科イポメア属
ヤブミョウガ(薮茗荷) ヤブミョウガ
ツユクサ科ヤブミョウガ属 ツユクサ科ヤブミョウガ属
ハナスベリヒユ(花滑? 別名:ポーチュラカ) サフランモドキ(さふらん擬)
スベリヒユ科スベリヒユ属 ヒガンバナ科ゼフィランサス属

[菜園の草花](10.7.7.)

★みなさん、こんにちは。

★「七夕の日」の東京地方は、朝方には雨が止み、午前中は仲間とやっている菜園で、畑の草むしりとトウモロコシ、ナス、キュウリ、モロッコインゲン、ピーマン、ダイコンなどの穫り入れ作業に励んできました。

★菜園の周りの草花からキクイモ、インドハマユウ、ヤナギハナガサ、まだ元気に咲き続けるガクアジサイ「隅田の花火」をショットして帰宅。午後になると再び雨。九州など各地の雨の被害、土砂災害が気になります。

キクイモ(菊芋 別名:アメリカ芋、豚芋) キクイモ
キク科ヒマワリ属 キク科ヒマワリ属
インドハマユウ(印度浜木綿 正しくはアフリカ浜木綿)) インドハマユウ
ヒガンバナ科ハマオモト属 ヒガンバナ科ハマオモト属
ムラサキクンシラン(紫君子蘭 別名:アガパンサス) ムラサキクンシラン
ユリ科アガパンサス属 ユリ科アガパンサス属
ヤナギハナガサ (柳花笠 別名:三尺バーベナ) ヤナギハナガサ
クマツヅラ科 クマツヅラ属 クマツヅラ科 クマツヅラ属
ガクアジサイ(額紫陽花 品種名:隅田の花火) ガクアジサイ
アジサイ科アジサイ属 アジサイ科アジサイ属

[玉川上水〜都立小金井公園」の花と果実](10.7.2.)

★みなさん、こんにちは。

★ご無沙汰しました。6月は、都立公園の中で最大の敷地面積を誇る水郷公園「水元公園」(葛飾区)、青梅市営の「吹上しょうぶ公園」、東村山市営「北山公園菖蒲園」と都内3か所のハナショウブをたっぷりと鑑賞してきました。

★一方、自宅に近い玉川上水〜都立小金井公園のデジカメ散歩を5月以来行っていなかったことに気が付きました。で、昨日(2日)、梅雨の晴れ間の炎天下、汗をかきつつ、往復5kmほど歩いてきました。

★両岸から川面をすっぽりと覆って続く雑木林、遊歩道と流れを隔てる草叢は春先の除草の痕跡を止めずに生い茂り、エゴノキ、ハクウンボク、マユミ、クマノミズキ、オニグルミなどの木々は、早くも青々とした果実を葉陰から覗かせ、結実の秋の準備に入っていました。

ノカンゾウ(野萱草) ノカンゾウ
ユリ科ワスレグサ属 ユリ科ワスレグサ属
ヤブカンゾウ(藪萱草) ヤブカンゾウ
ユリ科ワスレグサ属 ユリ科ワスレグサ属
ムラサキクンシラン(紫君子蘭 別名:アガパンサス) ムラサキクンシラン
ユリ科アガパンサス属 ユリ科アガパンサス属
タチアオイ(立葵) タチアオイ
アオイ科タチアオイ属 アオイ科タチアオイ属
タチアオイ タチアオイ
アオイ科タチアオイ属 アオイ科タチアオイ属
タチアオイ キバナコスモス(黄花こすもす)
アオイ科タチアオイ属 キク科キバナコスモス属
チョウセンアサガオ(朝鮮朝顔 別名:曼荼羅華) チョウセンアサガオ
ナス科チョウセンアサガオ属 ナス科チョウセンアサガオ属
マツヨイグサ(待宵草 別名:月見草) ムラサキカタバミ(紫片喰 別名:紫酢漿草)
アカバナ科マツヨイグサ属 カタバミ科カタバミ
ヒルガオ(昼顔) ヒメヒオウギズイセン(姫檜扇水仙)
ヒルガオ科ヒルガオ属 アヤメ科クロコスミア属
カシワバアジサイ(柏葉紫陽花) ガクアジサイ(額紫陽花)
アジサイ科アジサイ属 アジサイ科アジサイ属
タイサンボク(泰山木) クマノミズキ(熊野水木)
モクレン科モクレン属 ミズキ科ミズキ属
エゴノキ(萵苣の木、轆轤木) エゴノキ
エゴノキ科エゴノキ属 エゴノキ科エゴノキ属
ハクウンボク(白雲木) ハクウンボク
エゴノキ科エゴノキ属 エゴノキ科エゴノキ属
オニグルミ(鬼胡桃) オニグルミ
クルミ科クルミ属 クルミ科クルミ属
マユミ(檀、真弓、檀弓)&ブチヒゲカメムシ マユミ
ニシキギ科ニシキギ属&半氏も供翅目カメムシ科 ニシキギ科ニシキギ属

♪BGM:Claude A. Debussy[Arabesque]arranged by Reinmusik♪

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