季節の便り


2010年8月
夏季号晩夏版


      


[菜園周辺の花々](10.8.25.)

★みなさん、こんにちは。

★「処暑」が過ぎても前代未聞の連続猛暑。デジカメ片手の草花散歩もすっかりご無沙汰状態ですが、仲間とやっている菜園の週1回の共同作業日は、炎天下の皆勤を続けています。最近の持ち帰り野菜は、オクラ、ゴーヤ、ナス、ピーマンなど。

★除草やサトイモの土寄せ、収穫が終わったモロッコインゲンの棚の取り外しなど汗まみれの作業が終わり、広い畑地の周囲を見渡すと、タカサゴユリ、ジンジャーリリー(ハナシュクシャ)、ヒマワリ、ボタンクサギ、キクイモ、メドーセージ(サルビア・グラニチカ)などの花の姿が目に飛び込んできます。

タカサゴユリ(高砂百合) タカサゴユリ
ユリ科ユリ属 ユリ科ユリ属
タカサゴユリ タカサゴユリ
ユリ科ユリ属 ユリ科ユリ属
ジンジャーリリー(和名:花縮砂)) ジンジャーリリー
ショウガ科ショウガ属(ヘディキュウム属 ショウガ科ショウガ属(ヘディキュウム属
ボタンクサギ(牡丹臭木) ボタンクサギ
クマツヅラ科クサギ属 クマツヅラ科クサギ属
イチモンジセセリ(一文字挵) キクイモ(菊芋)
セセリチョウ科イチモンジセセリ属 キク科ヒマワリ属
サルビア・グラニチカ(園芸鳴:メドーセージ) サルビア・グラニチカ
シソ科サルビア属 シソ科サルビア属
ヒマワリ(向日葵)
キク科ヒマワリ属

★持参のコンデジを取り出して花々に近づくと、いまなお咲き続けているアジサイの隅田の花火の数m先の草叢にはハナトラノオやコスモスも咲き始めていました。もう草花の季節は秋…。

ガクアジサイ(額紫陽花 品種名:隅田の花火) コスモス(秋桜)
アジサイ科アジサイ属 キク科コスモス属
ハナトラノオ(花虎の尾) ハナトラノオ
シソ科ハナトラノオ属 シソ科ハナトラノオ属
[共同菜園からの報告](10.8.11.)

★みなさん、こんにちは。

★立秋を過ぎても続く猛暑、デジカメ散歩に出かける気力も萎えます。昨日は仲間とやっている菜園の共同作業日で、6人が集まり、あっという間に繁茂する害草取りに汗を流しました。

★猛暑を肥やしにしているように、取っても取っても枝葉を広げるのは、ポーチュラカの母種、スベリヒユ(滑莧)。長円形で肉質の葉を持つ重量感のあるスベリヒユは、東北地方では茹でて芥子醤油で山菜のように食べることもあるとか。

スベリヒユ(滑莧) スベリヒユ
スベリヒユ科スベリヒユ属 スベリヒユ科スベリヒユ属

★半月前に種を蒔き、日除けをした上、担当者が毎日水遣りをしたキャベツとブロッコリーが全滅。猛暑で撒いた水が湯に変わり、茹だってしまったのが原因で、プロのオーナーの畑でも同じ運命を辿ったことが分かりました。散水が熱湯に変わるとは、まさしく異常気象ですね。

ゴーヤ(別名:蔓茘枝=つるれいし、苦瓜) ゴーヤ
ウリ科ツルレイシ属 ウリ科ツルレイシ属
オクラ(別名:秋葵) オクラ
アオイ科トロロアオイ属 アオイ科トロロアオイ属
ゴマ(胡麻) ゴマ
ゴマ科ゴマ属 ゴマ科ゴマ属


[庭からの報告](10.8.5.)

★みなさん、こんにちは。

★わが家の庭の南端には、いずれも樹齢40年を越したウメ(豊後梅)、モクレン(紫木蓮)、サルスベリ(百日紅)が並んでいます。この6月26日までは、どれも隣家の二階屋根に達する樹高5mに近い亭亭とした高木でした。だが、お隣さん宅に触れる枝葉の打ち払いを植木屋に依頼したら、モクレンとサルスベリは、高さ2m余りから上がばっさり。幹だけの変わり果てた姿になっていました。

★あれからわずか40日。どちらも頭頂部付近から細い枝葉を伸ばし、先ずモクレンが季節外れの花を次々に付け、続いてサルスベリも紅色の群花を増やしています。生命力の凄さを実感しました。

モクレン(木蓮別名:紫木蓮) サルスベリ(百日紅)
モクレン科モクレン属 ミソハギ科サルスベリ属

★庭の草木の葉裏には、脱皮したセミの抜け殻があちこち目に付きます。地中で3~7年、長いものでは17年も幼虫時代を過ごし、地上での余命1カ月間で子孫を残して行くセミは、大長寿昆虫ですが、100歳を超すと生存が確認できなくなるケース続々の人間が哀しい。

セミ(蝉)の抜け殻 セミ(蝉)の抜け殻
セミ科アブラゼミ属など セミ科アブラゼミ属など
セミ(蝉)の抜け殻 アオバハゴロモ(青羽羽衣)
セミ科アブラゼミ属など アオバハゴロモ科アオバハゴロモ属

[都薬用植物園](10.7.31.)

★みなさん、こんにちは。

★31日、久しぶりに都薬用植物園に出かけてきました。植物園に着いたときは夕立ちにぶつかり、雨で少しは涼しくなると期待したのですが、意に反して蒸し風呂状態。

★片手に傘、片手にコンパクト・デジカメを持ち、人影のほとんどない園内をオニユリのコーナーからスタート。雨に濡れた花弁にカメラを向けていると、カラスアゲハが1羽飛んできて、数秒ずつほとんどホバーリング状態で花から花へ移りながら吸蜜を始めました。

オニユリ(鬼百合) カラスアゲハ(烏揚羽)
ユリ科ユリ属 アゲハチョウ科アゲハチョウ属

★ボランティアで春に種蒔き作業をした「ふれあいガーデン」では、茎丈2mほどになったヒマワリが大輪の花を開き、サトイモ、エビスグサ、ベニバナもしっかりと育っていました。花姿の少ない夏枯れの園内で、草丈2m余りのオオケタデ、最近はすっかり敵役のタバコの花もがんばっていました。

ヒマワリ(向日葵) ヒマワリ
キク科ヒマワリ属 キク科ヒマワリ属
エビスグサ(胡草、恵比須草、夷草) エビスグサ
ジャケツイバラ科センナ属 ジャケツイバラ科センナ属
タバコ(たばこ、煙草) タバコ
ナス科タバコ属 ナス科タバコ属
ツノゴマ(角胡麻 別名:悪魔の爪) カイケイジョオウ(懐慶地黄)
ツノゴマ科ツノゴマ属 ゴマノハグサ科ジオウ属
未熟の果実をピクルスに利用する
アメリカノウゼンカズラ(亜米利加凌霄花) アメリカノウゼンカズラ
ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属 ノウゼンカズラ科ノウゼンカズラ属
キキョウ(桔梗) キキョウ
キキョウ科キキョウ属 キキョウ科キキョウ属
マルバハッカ(丸葉薄荷) セイヨウハッカ(西洋薄荷)
シソ科ハッカ属 シソ科ハッカ属
オオケタデ(大毛蓼) オオケタデ
タデ科タデ属 タデ科タデ属
センニンソウ(仙人草) センニンソウ
キンポウゲ科センニンソウ属 キンポウゲ科センニンソウ属
ハス(蓮) ハス
ハス科ハス属 ハス科ハス属

★ロックガーデンでは、茎丈30cmほどのノヒメユリ、マツムシソウ、蕾を開く直前のユウスゲ、真っ赤な実を付けたトチバニンジンなどに出逢いました。

ノヒメユリ(野姫百合) ノヒメユリ
ユリ科ユリ属 ユリ科ユリ属
マツムシソウ(松虫草) マツムシソウ(右は花のあと)
マツムシソウ科マツムシソウ属 マツムシソウ科マツムシソウ属
ユウスゲ(夕萓、夕菅 別名:黄萓) オウミサンザシ(大実山査子)
ユリ科ワスレグサ属 バラ科サンザシ属
トチバニンジン(栃葉人参 別名:竹節人参) トチバニンジン
ウコギ科トチバニンジン属 ウコギ科トチバニンジン属

★そして、最後に久々に大温室に立ち寄り、熱帯植物のイランイラン、クワッシャ、鮮やかな赤と黄のツートンカラーのトウワタ、ミッキーマウスノキ、ゲンペイクサギなどをショットしました。

イランイランノキ イランイランノキ
バンレイシ科イランイランノキ属 バンレイシ科イランイランノキ属
クワッシア クワッシア
ニガキ科クワッシア属 ニガキ科クワッシア属
トウワタ(唐綿) トウワタ
ガガイモ科 トウワタ属 ガガイモ科 トウワタ属
ミッキーマウスノキ(別名:オクナ・セルラタ) ミッキーマウスノキ
オクナ科オクナ属 オクナ科オクナ属
ゲンペイクサギ(源平臭木 別名:クレロデンドロン)
クマツヅラ科 クレロデンドルム属

♪BGM:Chopin[Nocturne20]arranged by Reinmusik♪

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