季節の便り

2010年4月
春季号中春版





[菜園の周りの花々](4月29日)

★みなさん、こんにちは。

★5月を前にようやく春麗の暖かさを取り戻した29日、菜園で仲間とダイコン、カブの種蒔き、ジャガイモの追肥、サトイモの本植用畑地の畝作りなどに汗を流しました。

★菜園の周りを見渡すと、オオデマリ、ノダフジ(フジの正式名)、ツツジ、樹高4m近いヒメリンゴが満開に。草叢では、最近すっかり雑草化したナガミヒナゲシが朱色の花を揺らしていました。

オオデマリ(大手毬) オオデマリ
スイカズラ科ガマズミ属 スイカズラ科ガマズミ属
ノダフジ(野田藤 フジの正式名) ノダフジ
マメ科フジ属 マメ科フジ属
ヒメリンゴ(姫林檎 別名:犬林檎)) ヒメリンゴ
バラ科リンゴ属 バラ科リンゴ属
ツツジ(躑躅) ツツジ
ツツジ科ツツジ属 ツツジ科ツツジ属
ナガミヒナゲシ(長実雛罌粟) ナガミヒナゲシ
ケシ科ケシ属 ケシ科ケシ属




[400年の封印の城、八王子城跡を歩く](4月18日)

みなさん、こんにちは。

★1590年(天正18年)の落城後、徳川家康の命令で立ち入り禁止(禁制地)となり、以来400年封印されていた“幻の名城”八王子城跡(国の史跡)のウォーキングに参加してきました。

城山(深沢山) ヤマザクラ(山桜)
バラ火サクラ属
天然の濠(深沢川)を跨いで御主殿を結ぶ曳橋(復元) 御主殿から曳橋を望む
曳橋を渡ると虎口(昔のままの石積み) 冠木門(復元)

★八王子城は、北条氏康の三男、氏照が織田信長の安土城を手本に深沢山(標高445m)の山頂一帯に築いた壮大な山城でした。豊臣秀吉の小田原攻めの一環として上杉景勝、前田利家、真田昌幸らの連合軍1万5千に攻められ、落城。

苔蒸す城址 城址を流れる谷川

★このとき、城主、氏照は主力の将兵とともに助っ人として北条氏の本城、小田原城(城主、氏政)にあり、領民(百姓、婦女子)を含む留守部隊3000余りが死守しましたが、敗北。以後、400年の眠りに。2006年(平成18年)に「日本の100名城」に選定。

曳橋の上から御主殿の滝を望む 御主殿の滝(右上の四角の石組みは水汲み場跡)
落城のとき城にいた多くの婦女子が身を投げ、自死した
城山の9合目付近から八王子市内、東京方面を望む 八王子市内を望む
9合目付近のヤマザクラ 山頂(本丸跡)に建つ八王子神社奥宮
タチツボスミレ(立坪菫) 虎口の野面積みの石垣の隙間に咲くタチツボスミレ
スミレ科スミレ属 スミレ科スミレ属
ヤマブキ(山吹) ヤマブキ
バラ科ヤマブキ属 バラ科ヤマブキ属
ミミガタテンナンショウ(耳形天南星) ミミガタテンナンショウ
サトイモ科テンナンショウ属 サトイモ科テンナンショウ属
シジミバナ(蜆花)  シジミバナ
バラ科 シモツケ属 バラ科 シモツケ属
ナズナ(薺 別名:ペンペングサ) ナズナ
アブラナ科ナズナ属 アブラナ科ナズナ属
ミツバツツジ(三葉躑躅) ミツバツツジ
ツツジ科ツツジ属 ツツジ科ツツジ属
ハナミズキ(花水木 別名:アメリカヤマボウシ) ハナミズキ
ミズキ科ミズキ属 ミズキ科ミズキ属
サクラ(品種名:狩衣)
バラ科サクラ属




[都立小金井公園のサクラ(染井吉野)満開](4月6日)


★みなさん、こんにちは。

★春爛漫の花見日和となった6日、都立小金井公園に出かけてきました。ソメイヨシノ(染井吉野)の樹林が左右に広がる江戸東京たてもの園前広場は、平日にもかかわらず大賑わい。青空に盛り上がるように開花した木立に入ると、早くも“サクラ吹雪”が始まっていました。

ソメイヨシノ(染井吉野) ソメイヨシノ
バラ科サクラ属 江戸東京たてもの園前広場で
ソメイヨシノ ソメイヨシノ
江戸東京たてもの園前広場で 江戸東京たてもの園前広場で
花吹雪の中で 写生

★2〜3分咲きのころの楚々とした風情から花が重なり合う豊艶な花姿に変わったソメイヨシノの樹林から出ると、緑色の葉が白花を引き立たせるオオシマザクラ(大島桜)や緑褐色の葉のヤマザクラ(山桜)も目に止まります。

オオシマザクラ(大島桜) オオシマザクラ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
オオシマザクラ オオシマザクラ
ヤマザクラ(山桜) ヤマザクラ
ヤマザクラ ヤマザクラ
ハナモモ ハナモモ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
ハナモモ ハナモモ
コマツナギ(駒繋) コマツナギ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
コマツナギ サクラを描く人
キブシ(木五倍子) キブシ
キブシ科キブシ属 キブシ科キブシ属

★梅林近くでは、1樹いや1枝で白花、赤花、赤白斑花が咲き競うハナモモが訪園者の足を止め、間もなく開花が始まる「一葉」「江戸」「関山」など遅咲きザクラの集まる公園西端の「桜の園」では、1本の「駒繋」が先陣を切って花径5cmほどの大輪の花を披露していました。花弁は5枚で花の直径は4〜5cmの大輪。品種名は、親鸞聖人が馬をつないだという故事に因んで付けられたそうです。




[武蔵野の面影残す日立中央研究所の森](4月4日)

★みなさん、こんにちは。

★JR中央線国分寺駅の北口から10分ほど歩くと鬱蒼とした森に包まれた日立中央研究所(国分寺市東恋ヶ窪)があります。普段は関係者以外は立ち入り禁止になっていますが、毎年春4月の第1日曜日と秋11月の第3日曜日だけ、庭園が市民に開放されます。

★今年も4月4日(日)午前10時から午後3時まで開放されたので、厚く雲に覆われた花冷えの天気でしたが、デジカメ片手に満開のサクラを見に出かけてきました。

返仁橋 広場

★東京ドームの約5倍、207,000uの広大な構内には、各種のサクラをはじめ約2万7千本、同120種類の樹木が深い森を形成。国分寺崖線(ハケ)を跨ぎ、構内数か所からの湧水は庭園の大池(面積10,000u、周囲800m)に集められた後、野川の源流となって流れ込んでいます。ちなみに集まる野鳥もムクドリ、マガモ、コジュケイなど約40種類にのぼり、文字通りバード・サンクチュアリになっています。

サクラのトンネル 湧水源
大池 大池
大池のサクラとユキヤナギ 大池のサクラとユキヤナギ
大池のサクラ 大池のサクラ
大池のサクラ 大池のサクラ
ベニヤエシダレ(紅八重枝垂れ) ベニヤエシダレ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
オオシマザクラ(大島桜) オオシマザクラ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
ソメイヨシノ(染井吉野) ソメイヨシノ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
幹咲きのソメイヨシノ 幹咲きのソメイヨシノ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
ヤマザクラ(山桜) ヤマザクラ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属

★ベニヤエシダレは満開、ソメイヨシノ、オオシマザクラ、ヤマザクラはほぼ満開だったものの、緑色の花弁がユニークな遅咲きのギョイコウ(御衣黄)は、やっと蕾が開きかけたところで、美しい花姿をショットできなかったのが、残念でした。

ギョイコウ(御衣黄) ギョイコウ
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
ギョイコウ(参考) ギョイコウ(参考)
バラ科サクラ属 バラ科サクラ属
08.4.14.日立中央研究所で撮影 08.4.14.日立中央研究所で撮影
ボケ(木瓜) ボケ
バラ科ボケ属 バラ科ボケ属
ボケ ボケ
バラ科ボケ属 バラ科ボケ属
クサイチゴ(草苺) クサイチゴ
バラ科キイチゴ属 バラ科キイチゴ属
ムラサキハナナ(紫花菜) ムラサキケマン(紫華鬘)
アブラナ科ムラサキハナナ属 ケマンソウ科キケマン属
ツバキ(椿 品種名:神楽獅子) ツバキ
ツバキ科ツバク属 ツバキ科ツバク属
スミレ(菫) スミレ
スミレ科スミレ属 スミレ科スミレ属


♪BGM:Vivaldi[四季・春]arranged by Reinmusik♪

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